DOG STAR

DOG STAR

koku04.JPG 2002年公開   125分   監督・脚本:瀬々敬久
<出演>シロー:豊川悦司  ハルカ:井川遥  ゴング:石橋凌  東海小次郎:泉谷しげる  訓練所の職員:余貴美子  散歩する主婦:深浦加奈子  藤川萩雄:津田健次郎  幼稚園の先生:嘉門洋子  火葬場の男:田中要次
<物語~「DOG STAR」DVDより>
 お別れの日、少女は星空に輝くシリウスを見上げながら「外国ではドッグ・スター、犬の星って呼ぶのよ」とやさしく教えてくれた。
 ――盲導犬シローは主人である元ボクサー・ゴングの手足となり長年暮らしてきた。そんなある日、シローはゴングを交通事故で失ってしまう。訓練センターに戻っても、元気をなくしていたシローのもとに、死んだはずのゴングが姿を現す。
「神様のヤロウがさ、一つ善行を施せって言い出してよ。シロー、お前なんでもいいから願い事してみろ」
 …ゴングの声に、シローは人間になって、一番幸せだった子犬の頃一緒意過ごした少女ハルカにもう一度逢いたいと願う…。
 人間の姿となったシローは、愛する両親を失い、保母さんになっていたハルカと再会を果たす。はじめは風変わりなシローの存在に不信感を抱いていたハルカ。だが、シローのやさしさによって、しだいにハルカは心を通わせていく。だが二人には切ない結末が待ち受けていた…。

 もし願い事がひとつだけ叶うとしたら、人間の姿になって、子犬の頃一緒に暮らした少女にもう一度逢いたい…。そんな、老いた盲導犬の願いが叶ってしまう、という切なくて心温まるラブ・ストーリーです。

 人間になった犬、という難しい役どころを演じるのが豊川悦司。犬の愛らしいしぐさをコミカルに見せつつも、一人の男性のやるせない恋心もちゃんと表現してくれて、「さすがトヨエツ」といった状態です。最初はちょっと笑ってしまう犬のしぐさですが、観ているうちに本当に犬に見えてきてしまうのですから。やはりすごい役者さんです。

 お相手役は、癒し系の井川遥。彼女のファンにはたまらない、スクール水着姿なんかも拝めたりします(笑)。映画館に観に来ていた男性は、ほとんどがコレ目当てだったのか?と、観ていて納得。ちゃんと恋人もいるのに、不思議な魅力を持つトヨエツに、戸惑いながらも惹かれていくハルカちゃんを好演してました。

 脇の石橋さんはもちろん、泉谷さんもとてもいい味を出されていて、田中要次さんが思わぬところで出てきて思わず笑ってしまったりもして。
 でも、最後はジ~ンと思わず泣いてしまう、感動的で、ちょっと不思議なファンタジー映画です。
 結月の地元では、挙行期間が1週間ととても短かったこともあり、残念ながら1回しか劇場で観られませんでしたが、とてもいい映画でした。

 結月は、何がお目当てだったって、実はハルカちゃんの恋人役で出演なさった津田健次郎さんだったりします。その美声を生かして声優の仕事もなさっている津田さんが、どんな演技をなさるのか、がとても楽しみで観に行きました。自分の恋人を、突然現れた得体の知れない男に横取りされちゃう、という哀しい役ですが、ハルカを想うがあまり壊れてしまう様子は見ていて思わずウルウルきてしまいましたです。出番は多いかな?と思っていましたら、まさかランニングにトランクス姿が拝めるとは(笑)。
 でも、声だけになった瞬間、やはり彼がアニメで演じているキャラが浮かんでしまうのは…仕方ないことでしょうか?(苦笑)。だって、テンションまで一緒だったんだものぉ~(汗;)。テンション低いと「テ●スの王子様」のデータマン●クンで、テンション高いと「遊●王デュエル・モンスターズ」の海●クンで。ご覧になっている方には、声が想像できるのではないかと(苦笑)。

 それにしても、私がトヨエツの映画やドラマを観るとき、彼はいつも走っているような気がするんですが…。この映画でもかなり走ってました。犬ですからね(苦笑)。

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