ハリー・ポッター
de
テニプリ
Chapter:20   第2の犠牲者

 年が明けて新学期が始まる前日、クリスマス休暇中に帰宅していた生徒たちがホグワーツに戻ってきた。

 閑散としていた大広間も、夕食前にはいっぱいの生徒で埋め尽くされていた。

「誕生日とクリスマスのプレゼント、ちゃんと届いてた、リョーマ君?」

「ああ、サンキュ」

 休暇中はリョーマと桃城、菊丸、手塚と乾という5人だけだったグリフィンドールの長机も、全学年が揃って賑やかになっていた。

「ふふ、聞いたよ、英二。大変だったんだって?」

「そうにゃぁ、もうあんなのは二度とごめんだにゃぁ」

 斜め向かいでは、3日前まで医務室に入院していた菊丸が、面白いことには興味深々といった様子の不二につつかれていた。

「越前くーん、お久しぶりですー!」

「うわっ!?」

 突然、リョーマは後ろから何者かに抱きつかれた。

「休暇中、寂しくなかったですか? 風邪とか引きませんでしたか? 僕が贈ったプレセント、ちゃんと届きました?」

 彼は、リョーマに抱きついたまま矢継ぎ早に質問を浴びせかけてきた。

「ああっ!? だ、ダメです、やめるです、離れるです、葵君!」

 リョーマが窒息しそうになるのを見て、横から止めに入る少年がいた。

「あ、葵君に壇君……」

 二人がかりでリョーマに取りついている二人を見て、カツオが呆れたように呟いた。

「つーか、うっとおしいから離れてくんない、二人とも?」

 そして、昨夜また外に降り積もった雪よりも冷たい声で、リョーマが自分に取り付いた剣太郎と太一に言い放った。

「すみません、越前君。久しぶりに会えたので嬉しくて、つい愛情表現が過剰になってしまいました」

「越前君、こっち向いてほしいです」

 剣太郎は丸狩りの頭をポリポリかきながら、へろっと笑ってリョーマから離れた。太一の方は、剣太郎がリョーマから離れたのを見て、リョーマに向けてカメラを向けた。

「え、何?」

 バシャッ!

 リョーマが太一を振り向いた瞬間、盛大なフラッシュがたかれて大きなシャッター音が響いた。あまりのまぶしさについ手をかざした陰から見ると、マグル界では一昔も二昔も前に使われていたような大きなカメラを太一が手にしていた。

「それは?」

「これですか? クリスマスプレゼントに買ってもらったです。これで、越前君や亜久津先輩をバシバシ撮影するです」

 太一は握りこぶしを作って、気合満々といった様子で事情を説明した。

「へぇ、カメラを買ってもらったんですか、いいですね、壇君。よかったら、越前君の写真は僕にも焼き増ししてもらっていいですか?」

「もちろんです」

 図らずも被写体となってしまったリョーマを置き去りにして、剣太郎と太一の間で取引は成立してしまった。

「でも、カメラって高かったんじゃない?」

 すでに会話の外に置かれてしまったリョーマに代わって、カチローが太一に尋ねた。

「はいです。でも、休み前に千石先輩から魔法界の写真は動くんだ、って教えてもらって、どうしてもとお願いしたです」

「そうなんですか?」

「はい。マグル界の写真は動いたりしませんから」

 不思議そうに聞き返す剣太郎に、太一は深々と頷いて答えた。

「そうなの、リョーマ君?」

「ああ。俺も、ここに来るまで写真が動くなんて、知らなかったから」

 カチローに話を振られて、リョーマは面倒くさいといった表情を隠しもせずに答えた。

「へぇ、面白味に欠けるんですねぇ、マグルの写真って」

「でも、被写体が写真からいなくなる、なんてことはないです」

 当人は感心しきっているのだが、いまいち嫌味にしか聞こえない剣太郎の言葉に、太一が半ばムキになって言い返した。

 そうなのだ。

 魔法界では、壁にかけられた絵が動くように、写真も動く。すでに故人となっている者は別として、まだ生きている人物については、時々フレームからいなくなってしまうこともある。人気者のブロマイドや忙しい人物の写真などは、フレーム内にその人物が留まっている時間の方が短いこともあるのだ。

 そしてただじっとしている様子を写すのではなく、数秒ほどの動きのある映像をそこに写すことができる。

 リョーマが初めて魔法界の写真を見たのは、ホグワーツ特急の中で買ったお菓子についていたブロマイドだった。

 チョコレートのお菓子で、中に魔法界で著名な人物を写したブロマイドが入っていて、時々本物の蛙が入っていることもある、という『カエルチョコ』である。いくつか買った中で、リョーマは本物の蛙が入っているチョコと、ホグワーツの校長であるダンブルドアのブロマイドを当てた。

 そのブロマイドを最初に見た時は、ダンブルドアはフレームの中にいてウィンクをしたり手を振ったりしていたのだが、一度目を離して戻した時には、ダンブルドアの姿はなかった。

(あれ、いない……)

 思わず呟いたリョーマに、同席していたカチローが教えてくれたのだ。

(無理もないよ。ダンブルドアは忙しい人だから。いつもフレームの中にいてくれるわけじゃないんだ)

 と。

 マグル出身で、初めて目にした魔法界の写真に心引かれる気持ちは、リョーマも何となく理解できた。が、自分が被写体となるのには少し抵抗がある。

「ひょっとして、それ毎日持ち歩くつもり?」

「はいです」

「そうだね。シャッターチャンスは一度だけだから」

 リョーマの言葉に大きく頷いた太一に、騒ぎを面白そうに見守っていた不二が優しく語りかけた。

「いいカメラだね。ちょっと見せてもらっていいかな?」

「はい、どうぞです」

 ニッコリ微笑する不二に、太一はカメラを手渡した。それを見て、菊丸も口を挟んできた。

「そっか。不二も写真撮るの好きだったっけ」

「うん。こっちのは動くから、面白くてね」

「へぇ、そうなんですか」

「もともとカメラは好きでね。ホグワーツに来る前からいろいろと撮ってたんだけど。僕も、君と一緒で1年生のクリスマスに魔法界で使うカメラを買ってもらって、それからはそっちばかり使っているんだ」

 不二は太一のカメラを構えてピント合わせをしたり、フラッシュの様子を見たりと使い勝手を確かめていた。

「不二さんは、どんなものを撮るんですか?」

「そうだね。風景や花を撮るのも好きだけど、一番多いのは裕太かな」

「そうか、弟さんですもんね、裕太先輩は」

 太一に尋ねられて、不二は微笑をさらに深くして答えた。それを聞いて、裕太と同じレイブンクローの剣太郎が大きく頷いた。

「裕太も最初は嫌がってたんだけどね。最近はもう慣れたみたいだな」

「不二さん、よかったら今度不二さんが撮った写真を見せてほしいです」

「うん、いいよ。壇君も、いろいろ撮ったら僕に見せてくれるかな?」

「はいです。お見せするです」

 不二の言葉に、太一が目をキラキラと輝かせて答えた。

 その時、教授席に座っているマクゴガナルがグラスを鳴らす音が聞こえてきた。全員、自分の寮の長机に座りなさい、という合図だ。

「じゃぁ、越前君。明日の薬草学でまたお会いしましょうね」

「越前君、明日魔法史の授業が終わったら、写真撮らせてほしいです」

 剣太郎と太一は、名残惜しそうにリョーマに声をかけて、それぞれの寮の定位置へと戻っていった。





 それから10日ほど、リョーマは毎日のようにカメラを持った太一に追い回される日々が続いた。

 授業と授業の間、教室を移動する時や、クィディッチの練習から戻ってくる時、もちろん試合の間も太一は暇さえあればカメラをリョーマに向け、何とかしてベストショットを撮ろうと狙っていた。

「……何してるの、リョーマ君?」

 水曜の夜、天文学の授業を終えて、グリフィンドール寮へ戻る途中、リョーマは何かの視線を感じて思わず後ろを振り返った。

「別に……ただ、見られてるような気がしたから」

「へへ、越前。お前、ずーっと壇のヤツに追い回されて、過敏になってんじゃねぇの? 人気者はツライね」

「じゃぁ、今度は堀尾を追い回すように、言ってやろうか?」

 茶化す堀尾に向かって、リョーマは冷たく言い放った。

 確かに、ここ数日間追い回されて、リョーマは人の視線に敏感になっていた。普通に写真を撮られるのはまだ我慢できるが、さすがにいつでもどこでもカメラを向けられる、というのは正直気持ちいいものではない。

 神経を尖らせたまま廊下を歩いていたその時、リョーマは地を這うような気味の悪い声を聞いた。

《殺してやる》

「―――っ!?」

 リョーマが歩いている前方から、後方に向かってその声が抜けていく。声に重なるように、何かずるずると引きずるような音も聞こえていた。

《殺してやるぞ……》

 リョーマは反射的に足を止めて、声が抜けた方向を振り返った。

「? どうかしたの、リョーマ君?」

「いや、今何か……」

 声が廊下を右に曲がって行ったと思った時、廊下の奥の方で何かが光ったかと思うと、男とも女ともつかない悲鳴が聞こえてきた。

「―――!?」

「今のって………、まさか――!?」

 リョーマは弾かれたように走り出していた。廊下の角を曲がって、何かが光った方向を見る。

 そして、リョーマは言葉を失った。

「な………―――っ!」

「リョーマ君!? ………」

 リョーマを追いかけてきたカチローとカツオ、そして堀尾もそれを見て呆然となっていた。

「………あれって………」

 重い沈黙が圧し掛かる中、カツオが喉の奥から搾り出すような声で呟いた。

「壇、君………?」

 カチローが、恐る恐るといった様子で奥へと足を踏み入れていく。そのカチローの背中を追い越して、リョーマは廊下に倒れている太一へ駆け寄った。

「………固まってる………」

 太一は顔の前にカメラを構えた状態で、驚きと恐怖をその少女のような顔に張りつかせ、カメラのレンズを覗いていない方の目を閉じて、仰向けに倒れていた。

「檀君!? いったい、どうして……」

 カチローが泣き叫ぶような声を聞いて、リョーマは少し冷静さを取り戻した。こうなった人間を見るのは、リョーマは二度目だ。

 ついさっきまで普通に動いていたとは思えないほど、太一の体は冷たくなっている。肌の弾力も、失われていた。

「……石にされたんだ」

 リョーマは低く呟いた。

 そして、声には出さずに考えていた。

(あの声……あの声の持ち主が、やったんだ)

 声は聞こえたけれど、姿は全く見えなかった。けれどその何かが、太一をこんな姿にしたとしか考えられなかった。

「石!? それって、もしかして……」

「レイブンクローの野村って人と、同じだよ」

 悲鳴のような声を上げるカツオに、リョーマは冷静そのものといった声で答えた。

「そんな! どうして壇君が!?」

「知らないけど。でも、この子って確か、マグルだったよね」

「―――っ!?」

 リョーマの言葉に、堀尾とカツオとカチローの3人は、ようやく何かに気づいた様子を見せた。

「まさか、それって……」

「継承者の敵、ってヤツなんじゃないの?」

「じゃ、じゃぁ、犯人は……」

「秘密の部屋の化け物、かも」

 リョーマがそう告げると、3人は恐怖で縮み上がった。が、継承者の敵とはマグル出身者のことであって、この3人は全員が魔法族の生まれだ。だから、狙われることはない。

 そう教えてやると、やっと3人も我に返ったようだった。

「そ、そうだよな……」

「とりあえず、先生呼んで来ないと。この子運ばないといけないし」

 固まっている太一を、このまま放置しておくわけにはいかない。そう言うと、カチローとカツオが口早に言って駆け出した。

「そうだね。僕、先生呼んでくるよ」

「じゃぁ、僕、先に医務室に行ってマダム・ポンフリーを呼んでくる」

 パタパタと靴音を響かせて、カチローとカツオは別々の方向へ駆けて行った。そして廊下には、リョーマと堀尾の二人が残された。

「も、もう何も出ないよな……」

 恐る恐る周りを見渡した堀尾は、ひっと短く悲鳴を上げて、リョーマにしがみついてきた。

「何?」

「あ、あれ………」

 堀尾が指差した方を見ると、何百匹といった無数の蜘蛛が、ゾロゾロと列を成して廊下を這い、ガラスのはめ込みが甘い窓から外へと出て行っていた。

「な、何だ、これ……?」

 堀尾に尋ねられて、リョーマは思い出していた。前に野村が石にされた時も、こうして蜘蛛が列を成して建物の外へと出て行くのを見たということを。

 けれど、恐怖で縮み上がっている堀尾をこれ以上脅かしても、後が面倒なだけだ。リョーマはそう思い直して、知らない振りを決め込んだ。

「さぁ、知らない。それより、この子運ばない?」

「運ぶって、持ち上げるのか?」

「ちょっと持ってみる?」

 リョーマは頭の方を、堀尾は足の方を持ってよいしょ、と持ち上げてみたのだが。完全に固まってしまっている太一は重くて、二人で持ち上げるのは無理だった。

「やっぱ、ダメか」

 以前、野村拓也が石になった時、リョーマは手塚の指示で先に寮に戻っていた。そのためか、その後どうやって野村を医務室まで運んだのかわからなかった。

「ど、どーすんだよぉ?」

「……一応、やってみる」

 再び泣きそうになっている堀尾をよそに、リョーマは一つ思い出していた。クリスマスの夜、スリザリンへ忍び込んだ後で菊丸を医務室へ連れて行き、帰り道で眠り薬入りのケーキを食べて眠っていた手塚を、乾が浮遊術で浮かせて運んだことを。

 リョーマは杖を取り出して、手首を振って呪文を唱えた。

「ウィンガーディアム レヴィオーサ」

 すると、カメラを構えたまま固まっている太一の体は、フワリと浮き上がった。

「す、すげぇ、越前……」

「あんまりもたないかもしれないけど」

 そう言いながらも、結局リョーマは太一を浮かせたままで医務室へたどり着いた。一足先に駆けつけてカツオから話を聞いたマダム・ポンフリーは青ざめた様子で、太一をベッドへ寝かせた。

「本当に、何てことでしょう、こんな……」

 太一の様子を見て思わず、といった様子でマダム・ポンフリーが呟いた時。ダンブルドアとマクゴガナル、そしてハッフルパフの寮監であるスプラウト先生の3人が駆けつけてきた。

「まぁ、何てこと……」

「あなたたちが、第一発見者だったのですね?」

 絶句するスプラウトをよそに、マクゴガナルがリョーマと堀尾に尋ねてきた。黙って頷くと、マクゴガナルはそのまま言葉を失った。

「この子は、恐らく犯人を見たのじゃろうな」

 太一の様子を詳しく検分して、ダンブルドアが搾り出すように呟いた。

「手にしておるこのカメラ……何か、映っておるかもしれん」

 ダンブルドアは太一の手から器用にカメラを外し、裏返した。そしてフィルムが入っている蓋を開けた。

 ボンッ!

 すると、カメラのフィルムは音を立てて燃え上がった。

 火が髭に燃え移らないように、とダンブルドアは顔を背け、改めてカメラをしげしげと見た。

 そして何かを考えるような表情をして、リョーマたちに向き直った。

「さぞかし、ショックじゃったろう。じゃが、よく冷静に対処してくれた。一人5点ずつ、与えることにしよう」

 グリフィンドールに20点加算されたことになるが、リョーマはあまり嬉しいとは思わなかった。それよりも、変わり果てた姿になった太一の方が気がかりだった。

「先生、壇は……」

「今、スプラウト先生がマンドレイクを育てておられる。まだ幼いが、成長すれば回復するための薬を作ることができるのじゃ」

 尋ねたリョーマに、ダンブルドアは言い聞かせるように静かに語りかけてきた。

「マンドレイクのことは、まだ1年生には教えていませんでしたね。マンドレイクは別名マンドラゴラとも言って、姿形を変えられたり、呪いをかけられたりした人を元に戻すのに使われる、強力な回復薬なのです」

 マンドレイクはたいていの解毒剤の主成分となるが、危険な面もある。根が薄緑色の醜い男の赤ん坊になっていて、その鳴き声を聞いた者は命を奪われるのである。

「まだ赤ちゃんなので薬にはできないのだけれど、半年もすれば成長します。そうすれば、壇君も野村君も、元に戻りますよ」

「そう……っすか」

 リョーマがスプラウトの講釈に頷いた時、バタバタと足音が聞こえてきて、一人の男子生徒が医務室へ飛び込んできた。

 薄く染めたか髪を逆立てた、目つきの悪いハッフルパフ5年生の亜久津仁だった。

「太一!」

 亜久津は、太一の枕元にいるダンブルドアやスプラウトを押しのけるようにして、太一のベッドに駆け寄った。

「いったいどうなってんだ!? 誰がこんなことしやがった!?」

 カメラを構える格好のまま固まっている太一を見て、亜久津は近くにいるリョーマに歩み寄って、胸倉に掴みかかってきた。

「てめぇか、太一をこんな風にしやがったのは!?」

「俺じゃないっす」

「ああ!?」

「落ち着きなさい、亜久津君」

 リョーマに掴みかかってきた亜久津を、ダンブルドアが静かに叱ってリョーマから引き離した。

「ここにいる越前君たちは、石にされた壇君を見つけて、ここに運んでくれただけじゃ。何もしておらんよ」

「……けっ」

 亜久津は納得いかない、といった様子でダンブルドアの手を振り払った。

「太一はどーなるんだよ」

 そして、ダンブルドアを正面から睨みつけた。

「大丈夫ですよ、亜久津君」

 太一の枕元で一部始終を見守っていたスプラウトが、諭すように先ほどリョーマにしたのと同じような説明を、より簡潔にして亜久津に聞かせた。

「……本当に治るんだろうな」

「治りますよ。マンドレイクが成長したらね」

 スプラウトに聞かされて、亜久津はようやく怒りが収まったようだった。

「もう夜も遅い。君たちは寮に戻りなさい」

 ダンブルドアに指示されて、リョーマたち4人と亜久津は医務室を出て行った。





さて、2004年の年明けと共に、ホグワーツでも年が明けました。
が、新年早々かわいそうな事件が起きているようですね。
(て、起こしているのはお前だ、という突っ込みはご容赦を;)
最初は1年生だけで話を進めようと思ったのですが、
カメラと聞いて、写真を撮るのが趣味の不二がでしゃばってきてしまいました(苦笑)。
例の一言につきましては、不二のアルバムをお聞きになった方は、ぜひメロディ付きで(笑)。

次週は、くら〜い気分を吹っ飛ばそう!ということで、最近空回り気味の彼が頑張っているようです。
そしてどうやらキャラが変わっている人もいる模様(笑)。
お楽しみに(^^)。





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