ハリー・ポッター
de
テニプリ
Chapter:3   飛行訓練

 ホグワーツでの生活が始まって、リョーマは初めて経験することばかりで、慣れるのにも一苦労だった。

 まず、ホグワーツ城の中がとても広い。塔の数も多いし、階段も多い(誰が数えたのか、142もあるらしい)。途中で1段消えてしまうので、必ずジャンプしなければならない階段もあれば、気まぐれに動き出してしまう階段もある。扉一つとっても、丁寧にお願いしなければ開かない扉や、正確に決まった場所をくすぐらないと開かない扉もある。授業が行われている教室の場所を覚えて、そこへ辿り着くだけでも一苦労だった。

 教室への道のりを覚えると、今度は授業そのものがこれまた大変だった。魔法とは、ただ杖を振って呪文を唱えるだけではない、と思い知らされるのに1日もかからなかった。

 望遠鏡で夜空を観察して星や惑星の動きを勉強する天文学は、毎週水曜日の真夜中に。

 ずんぐりした小柄なスプラウト先生と共に城の裏にある温室へ行き、魔法の植物やきのこの育て方とその用途を勉強する薬草学は、週3回。

 昔教員室で居眠りをし、教室に行くときに生身の身体を教員室に置き去りにしてしまったためにゴーストになってしまった、というビンス先生が教える魔法史の授業は、物憂げな一本調子の講義で退屈極まりない授業だった。

 小さな魔法使いフリットウィック先生が教える呪文学。

 厳格なマクゴナガルが教えるのは、物や動物を他の物に変える変身術。

 強烈なにんにくの臭いが教室中に充満し、とても授業どころではないクィレルが教えるのは、闇の魔術に対する防衛術。

 どれもこれも、入学直前まで自分が魔法使いであることすら知らなかったリョーマにとっては、初めて触れる内容だった。そんな自分がどこまで授業についていけるのか、さすがのリョーマにも不安がなかったわけではない。でも実際授業が始まってみると、学ぶことが多すぎて、自分も魔法使い出身の子供たちも、それほど差がないことがわかって安心した。

 が、何から何まで万事順調というわけにはいかない。もともと朝寝坊しやすいリョーマは、毎朝同室のカチローやカツオ、堀尾に叩き起こされていた。それでも一度、授業に間に合うギリギリの時間まで寝てしまい、慌てて準備をしたものの、今度は気まぐれな階段に振り回され、道に迷って授業に遅れてしまったこともある。それも、よりによって寮監でもあるマクゴガナルの変身術の授業で。

「あなたたちを時計に変身させましょうか?」

 一緒に遅刻した堀尾と共に叱られて、何事も公正なマクゴガナルによって一人5点ずつ、グリフィンドール寮から減点された。

 その中でも、特別厄介なのがスネイプの魔法薬学だった。グリフィンドールを目の敵にしている、という先輩たちの意見が間違っていないことを、リョーマは思い知った。それ以上に、どうやら自分が嫌われているらしい、ということも。

 魔法薬学の授業は地下牢で行われた。城の中にある教室より寒く、それだけでも不気味だというのに、壁にアルコール漬けの動物が入ったガラス瓶がずらりと並び、かなり気味が悪かった。

「このクラスでは、杖を振り回すようなバカげたことはやらん。フツフツと沸く大釜、ユラユラと立ち昇る湯気、人の血管を這いめぐる液体の繊細な力、心を惑わせ、感覚を狂わせる魔力……諸君がこの見事さを真に理解するとは期待しておらん。我輩が教えるのは、名声を瓶詰めにし、栄光を醸造し、死にさえ蓋をする方法である」

 薄暗い教室の中で、口の中でこもったように低くボソボソと話すスネイプは、リョーマは到底好きになれそうになかった。また一人、ホグワーツでお近づきになりたくない人間が増えたな。そう心の中で呟くと、それが聞こえてしまったのか。スネイプはリョーマの前に進み出て、蔑むように見下ろした。

「越前。アスフォデルの球根の粉末にニガヨモギを煎じたものを加えると何になるか?」

 そして突然、リョーマに質問を投げかけてきたのである。まるで、詰問するような口調で。

「知らないっす」

 正直に答えたリョーマに、スネイプは嘲るようにせせら笑った。

「では、もう一つ聞こう。モンクスフードとウルフスベーンの違いはなんだね?」

「知らないっす」

 だいたい、ホグワーツに来る直前まで、リョーマは自分が何者であるのかも知らなかったのだ。父親である南次郎が、自分とリョーマが魔法使いであることをひたすら隠し続けていたために。

 ――魔法界のことも知らないってのに、そんな質問されたって、わかるわけないじゃん。

 心の中で呟いたそれは、表情に出てしまっていたらしい。リョーマの返答と共に態度も気に入らなかったらしく、スネイプは冷たい目で言った。

「教えてやろう、越前。アスフォデルとニガヨモギを合わせると、眠り薬となる。あまりに強力なために『生ける屍の薬』と言われている。モンクスフードとウルフスベーンは同じ植物で、別名をアコナイトとも言うが、『とりかぶと』のことだ。どうだ?」

 そして、リョーマに視線を向けたまま、クラス全員に向かって言った。

「諸君、なぜ今のを全部ノートに書き取らんのだ?」

 スネイプの言葉を受けて、いっせいに羽ペンと羊皮紙を取り出す音がした。隣で怯えたような表情を見せていたカチローも、慌てて羊皮紙を取り出してスネイプの言葉を書き取っていた。

「越前の無礼な態度で、グリフィンドールは1点減点だ」

 その後も、リョーマは事ある毎にスネイプに減点された。その理由はあまりにも理不尽で、自分のことを嫌っているとしか思えなかった。

「リョーマ君、元気出して」

「そうそう。桃ちゃん先輩や荒井先輩だって、しょっちゅう減点されてるって言ってたしな」

「っていうか、あの先生に減点されたことない人って、すごいよね」

「別に、俺気にしてないから。っていうかあの先生、人苛めるの趣味なんじゃない?」

 皆の前で叱られたからといって気落ちすることもないほどに、リョーマはタフだった。

「うちのクソ親父に比べたら、あんなのまだまだだね」





 1年生の必修授業が二回りした木曜日、グリフィンドールの1年生は飛行訓練をすることになった。魔法使い出身の生徒たちは大半が入学前にすでに箒で空を飛んだ経験があるが、マグル出身者には当然その経験がない。

 そのため、今後の学生生活を送るためにも、1年生には飛行訓練の授業が課せられていた。

「今日の飛行訓練はハッフルパフと合同なんだってさ」

「ふーん、そう」

 事を大げさにしたがる堀尾が校庭へと向かう途中で大声をあげるのを、リョーマは聞き流していた。

「僕不安だな。ちゃんと飛べるかな」

「カチロー君はお父さんもお母さんも魔法使いなんでしょ? 大丈夫だよ」

「俺なんか、小さい時から時々乗ってたんだぜ」

「堀尾君はそうかもしれないけど。僕は危ないから、ってお父さんが箒には触らせてくれなかったんだ。だから今日が初めてなんだよ」

 傾斜のある芝生を下り、校庭を横切って平坦な芝生まで歩いていくと、校庭の反対側には立ち入り禁止の「禁じられた森」が見えて、遠くの方に暗い森の木々が揺れていた。

 ハッフルパフ寮生はすでに到着していて、20本の箒が地面に整然と並べられていた。

『うちの学校の箒、ボロいからな高い所に行くと震えだす箒とか、どうしても左に寄るクセがある箒とか。扱いづらいのが多いんだぜ。気をつけろよ』

 前日の夜、談話室で桃城が話して聞かせてくれたのを、リョーマはふいに思い出していた。

 そこへ、飛行訓練の教授、マダム・フーチがやって来た。白髪を短く切り、鷹のような黄色い目をしている彼女は、開口一番リョーマたちを叱りつけた。

「何をボヤボヤしているんですか。みんな箒のそばに立って。さあ、早く」

 フーチに叱られて、リョーマは箒の横に立った。自分の箒を見下ろすと、古ぼけていて、小枝が何本かとんでもない方向に飛び出していた。

 ――こんな箒で、本当に飛べるわけ?

 リョーマが疑いの目を向けていると、フーチの声が飛んできた。

「右手を箒の上に突き出して。そして『アップ』と言う」

 フーチの指示通り、リョーマは箒に右手を突き出して

「アップ!」

 と叫んだ。すると、箒はすぐさま飛び上がってリョーマの手に収まった。

 リョーマのすぐ隣で同じように右手を突き出していたカチローの箒は、ピクリともしなかった。周囲を見渡してみると、一度で箒を手にしたのはリョーマ一人だった。カチローはリョーマを羨望と尊敬のまなざしで見つめ、そして気を取り直してやり直した。

「アップ! ……アップ!」

「アップ」

 向かいにいるハッフルパフの壇太一が2回目を口にした瞬間、箒の柄が持ち上がって彼の額を直撃した。頭に付けている緑色のバンダナがずり下がって、あわわ、といった様子で柄に叩かれた額を押さえ、バンダナをずり上げた。

 カツオは3回目のトライで、カチローと堀尾は7回目のトライでようやく箒を手中にした。

 16回目のトライで、ようやく最後の一人であるグリフィンドールの竜崎桜乃が箒を手にすると、次は箒の端から滑り落ちないように箒にまたがる方法を教え、全員一斉に箒にまたがった。

「さあ、私が笛を吹いたら地面を強く蹴って。箒はぐらつかないように押さえて、2メートルくらい浮上して、それから少し前かがみになってすぐに降りてきなさい。笛を吹いたらですよ。3、2……」

 フーチが笛を口に当てようとした瞬間だった。

 恐る恐る、といった様子で箒にまたがっていた桜乃が、フライングで軽く地面を蹴ってしまい、箒が浮上し始めたのである。

「え? え? え!?」

「どこへ行くんです、竜崎さん!?」

 何が起こったのかわからない、といった様子で箒にしがみつく桜乃をよそに、箒は勝手に上昇を始めていた。

「桜乃!?」

「竜崎さん!」

 桜乃と仲がいい小坂田朋香やカツオが口々に叫ぶ中、パニックになった桜乃を乗せた箒はぐんぐん上昇していった。そして、校庭を囲む建物の2階と同じくらいの高さまで上昇した所で、急発進した。

「きゃあぁぁぁーーーー!」

 桜乃の悲鳴を残して、箒は勝手に飛び始めた。自分に乗っている桜乃を振り落とすかのような動きに、フーチも、地面に残っている生徒たちも青ざめた。

「皆、どきなさい。1、2…」

 急降下して地面スレスレに飛んでくる桜乃と箒を止めようと、フーチが杖を構えた。が、呪文を唱える余裕もなく、箒は再び急上昇した。

「きゃあーっ!」

 かろうじて桜乃は箒にしがみついていたが、それもいつまで持つかわからない、といった状況だった。そして円を描くように校庭の上空を箒が飛んだとき、桜乃が着ているローブからガラス玉が零れて落ちてきた。

『桜乃、それ何?』

『お母さんが送ってきてくれたの。思い出し玉だって』

『思い出し玉?』

『うん。何か忘れていることがあると、ガラスの中の炎が赤くなって教えてくれるの』

 リョーマは、朝食の時に桜乃と朋香が話していたのを思い出していた。そして、考えるより先に体が動いていた。

「リョーマ君!?」

「越前君! 戻りなさい、越前君! クィディッチもできずに退学したいんですか!?」

 自分を呼ぶクラスメイトの声も、フーチの声も、リョーマには届いていなかった。箒にまたがって地面を強く蹴ると、リョーマは急上昇した。高く飛んで、風を切って、髪がなびいて、ローブがはためく。それは、とても気持ちがよかった。

 魔法使いであることを隠し続けた南次郎はもちろん、誰に教えられたわけでもないのに。リョーマは飛ぶ方法を知っていた。箒の柄をしっかりと握って、リョーマは前かがみになった。すると、槍のように落ちてくるガラス玉に向かって一直線に飛び出した。そして空中でそれをキャッチすると、クルリと鋭く1回転して静止した。手に、しっかりと思い出し玉を持ったままで。

「きゃぁー、リョーマ様、ステキぃー!」

 女の子たちのキャーキャー言う声を突き抜けて、朋香の声が聞こえてきた。最初はリョーマを制止しようとしたフーチも、感心したようにリョーマを見上げていた。

「カチロー、受け取って」

 玉は無事にキャッチした。が、まだ桜乃が残っている。

 リョーマは地面で自分を見上げているカチローに向かって、軽く思い出し玉を投げ落とした。

「あわわっ」

 慌てつつもそれをちゃんとキャッチしたのを見届けると、リョーマは桜乃を乗せ、自分よりさらに上空で爆走する箒に狙いを定めた。前かがみになって、箒の柄を上に向ける。

 リョーマは上昇してスピードを上げ、爆走する箒に並んだ。

 箒はいよいよ本格的に、桜乃を振り落としにかかっていた。左右に大きく蛇行し、スピードを上げて校舎の壁に向かっていく。

 このままでは、ぶつかる。そして、桜乃も無事ではすまない。

「これ、結構ヤバイかも」

 壁に激突する寸前に、桜乃を助け出さなければ。

 リョーマはぶつかるギリギリまで箒を寄せて、桜乃に手を伸ばした。

「竜崎、手、離して」

「リョ、リョーマ君……」

 桜乃の方に身を乗り出して、リョーマは桜乃のローブをがっしり掴んだ。そのまま自分の方に引き寄せると、桜乃は箒から手を離してリョーマの体に腕を回し、しがみついてきた。

「ちょっと、重いんだけど」

「ご、ごめんなさい……」

 片手で桜乃を支えながら、リョーマはゆっくりと地面に下りてきた。乗り手を失った爆走箒は、そのまま壁に激突して大破した。

「あーあ、壊れちゃった」

「あ、あの……ありがとう、リョーマ君」

「別に。たいしたことないし」

 地面に降り立って、リョーマは大破する箒を見た。桜乃は真っ赤になって、リョーマから離れ、礼を言った。

「まったく、無事だったから良かったものの、なんて無茶なことをするんです」

 無事に降り立った二人を見て、フーチがリョーマを叱りつけた。そこへ、リョーマを呼びながらマクゴガナルが走り寄ってきた。

「越前リョーマ!」

 厳しい口調でリョーマを呼び、マクゴガナルはリョーマを見下ろしていた。

「よくもまぁ、こんな大それたことを……。ですが……」

「マクゴガナル先生、今のをご覧になっていたのですか?」

「ええ、私の部屋はこの校庭に面していますからね」

 そしてマクゴガナルは、フーチに向き直って告げた。

「グリフィンドール1年生の飛行訓練は、今日が初めてだったはずですね」

「ええ」

「それで、あんな……。フーチ先生、越前リョーマをお借りしてよろしいかしら?」

「え、ええ、どうぞ」

「ありがとう。リョーマ、一緒にいらっしゃい」

 フーチの許可を取ったマクゴガナルは、城に向かって大またに歩き出した。リョーマはただわけもわからずに、マクゴガナルについて行った。

 ――やっぱ、黙って飛んだのってマズかったのかな。

 だが、あの状況では、桜乃が怪我をしていたかもしれなかった。無事で済んだんだから、いいじゃない。何か咎められたら、そう言おうと思っていたのだが、マクゴガナルは無言で正面階段を上がり、廊下を突き進んで教室の前で立ち止まった。

「ここでお待ちなさい」

 箒を持ったままのリョーマにそう言い置いて、マクゴガナルはドアを開けて中に首を突っ込んだ。

「クィレル先生。申し訳ありませんが、ちょっと手塚君と乾君をお借りできませんか」

 いきなりマクゴガナルに乱入されたクィレルは、大きなトカゲを首に巻きつかせたままの状態でひっ、と飛び上がり、おどおどした様子で頷いた。

「手塚君、乾君、ちょっといらっしゃい」

 眼鏡をかけた二人は顔を見合わせて立ち上がり、何事だといった顔で廊下へ出てきた。そんな二人に向かって、マクゴガナルは笑いかけた。

「リョーマ、こちらは5年生でグリフィンドール・チームの部長、手塚国光とコーチの乾貞治です」

「知ってるっす。入学式の日に会ったから」

「そうですか、では話が早いですね」

 手塚はリョーマを見ても表情を変えなかったが、乾は興味深そうに眼鏡を光らせた。

「マクゴガナル先生、何かあったんですか」

 尋ねたのは、手塚だった。

「いい知らせです、手塚。シーカーを見つけましたよ」

「シーカー? この、越前が?」

 問い返したのは手塚ではなく、隣にいた乾だった。

「ええ、乾。あなたも鍛え甲斐がありそうなシーカーです。この子は、生まれつき才能を持った子なのですよ」

 そしてマクゴガナルは、やや興奮したように二人に先程の一件を話して聞かせた。

「なるほど、体格もシーカーにはぴったりだ。それに、筋の良さという意味では、英二以上だな」

 話を聞いて、乾はリョーマを観察し、腕組みをして何やら考えるように呟いた。が、手塚は眉間に皺を寄せてマクゴガナルに言った。

「確かに、お話を伺った限りでは、この越前はシーカーに相応しいかもしれません。ですが、規則では1年生は箒の持参を禁止されていますし、ましてやクィディッチには参加できないはずです」

「それは、私からダンブルドア先生に話してみましょう。規則を曲げられるかどうか」

「ぜひお願いします、先生。手塚、これで今年は去年より強いチームが作れそうだぞ。これ以上、跡部に大きな顔をされてはたまらないからね」

「そうですよ、乾。ああ、でも、そうなると相応しい箒を持たせないといけませんね。何がいいかしら?」

「そうですね。入学以来のデータによれば、越前は身軽だし、すばしこい。最新型のニンバス2003か、クリーンスイープの9番など、どうでしょう?」

「ああ、それはいいですね。さっそく手配しなければ」

 肝心のリョーマを置き去りにして、マクゴガナルと乾はリョーマに持たせる箒の話で盛り上がっていた。

「……ていうか、俺に拒否権はないんっすか?」

「クィディッチは寮を代表し、寮対抗で行われる伝統あるスポーツだ。お前は最年少の代表選手になる。そう、誰にでもなれるものではない」

「そうなんすか?」

 ボソリと呟くと、手塚が説明してくれた。そして乾とマクゴガナルも、箒談義からようやく戻ってきた。そして、マントの懐から黒い革のカバーをつけたノートを取り出して、ページをめくって乾が告げた。

「そうだ。君がこれで正式に選手として認められれば、100年振りの1年生シーカーということになる。君のお父さん、越前南次郎でさえなし得なかった偉業だね」

「そうですよ。さっそく、明日から練習に取りかからなければ。今年のシーズンに間に合いませんからね」

「では、俺は今日中に練習メニューを組みます。越前、明日から特訓だ」

「今年のシーズンが楽しみですね。期待していますよ、リョーマ」

 そう言いながら、マクゴガナルはにっこり微笑んだ。





いよいよ、リョーマが箒に乗りました(^^)。
それにしても、なかなか友香ちゃんの出番がないです(苦笑)。
次回は、ようやく青学レギュラーが揃います。
お楽しみに♪





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