耽溺

聖闘士星矢関連のサイト様からいただいた作品

耽溺

~From:河野拓海様




マジかよ・・・・・。
何だ、これ。嘘だろ・・・・?
あぁっ!くそっ。

デスマスクの顔が妖しく歪む。
狭小の柔らかな肉鞘を激しく穿つ下肢。
尾骨から脊柱を伝って脳下垂体へと、産毛まで総立ちになる快楽を伴った震えが走り抜ける。
きつい性格を象徴する切れ上がった柳眉を顰めれば、眉間には深く皺が刻まれ、自慢の銀髪が張り付いたこめかみを汗腺からの分泌液が流れ落ちる。
鋭い犬歯が覗く、薄く開いた唇から吐き出される熱を孕んだ獣の息遣い。
どうしようもなく身体が火照り、じくじく疼く。
組み敷いた生意気な痩躯を突き上げれば、艶かしい嬌態を惜しみなく曝す紫龍の姿に、更なる苛虐心を煽られて・・・・。

もっと、もっと、もっと・・・・。
この欲望の塊を深く埋め込んで、抉って、抉って、抉りまくって。

肉と肉をぶつけ合って、恥骨が砕ける程の激しさで何度も腰を叩きつける。
濡れた唇から零れ落ちるは、透明な粘液と甘い吐息。
貪欲で柔軟な肉襞の収縮を振り切って、膀胱の下にある栗実大の腺付近を執拗に責め立てれば、黒髪に覆われたしなやかな背が弓形に仰け反った。
一際甲高く喘ぐ声は色めきを増し、股間が軋むのも厭わず、荒れ狂う情欲に突き動かされるまま、乱暴に燃え滾る肉棒を腸壁の奥深く捻じ込んだ。


     『あぅっ!ああっ・・・・や、め・・・・っくぁ』


拒絶する言葉を卑猥な艶を帯びた唇に乗せておきながら、膨れ上がった楔を銜え込む処女のようにきつい皮膜は蠕動運動を活発化させ、デスマスクを容赦なく締め付てくる。


     「くっ・・・・ハァ・・こ、の・・・クソガキが・・・」


脳天を突き抜ける抗い難い享楽の海に翻弄され、荒々しく渦巻く情欲の波にただ只管焦がれる身を委ねる。
理性的でいるなど無意味。
白く霞み蕩ける思考。
出口を求めて荒れ狂う獣の本能。
歯を食い縛り、ぐっと喉の奥息を詰め、抱え込んだ足を更に押し広げて高々と持ち上げる。

ぐちゅ、じゅ、じゅ・・・じゅぷ。

粘着質な淫音が嬌声と絡み奏でる音楽を鼓膜に受け入れながら、体重を乗せた抽挿を加速させた。
潰された蛙のような無様な格好でデスマスクの肉棒を突き刺され、無抵抗のまま揺さ振られる翡翠の清澄さを持つ身体。
拒絶しながらも縋りつき、筋肉の鎧を纏った背中に情欲を煽る赤い筋を刻む爪。
股間を直撃するなけなしの理性すら霧散する極上の刺激。
臍の裏の一点に本能すら蝕む蠱惑の熱が集中する。


     『あぁ・・・アッ・・ハァ・・・・あぅっ、んぁ・・で、デスマスク・・・・ぅあっ!!』


快楽を求め、濡れた紫龍の唇から迸る嬌声に、頭の中で灼熱の欲がスパークする。
天を仰いで息を呑んだ。
鍛えられた腹筋に一瞬力が篭った後、脱力した身体は筋肉の収縮を緩和させる。
そして、精液の放出。
ドクドクと脈打つ白濁の流れに打ち震え、欲を満たす放出に堪えきれない吐息を零した。


     「あぁ・・・・」


汗と精液に塗れた大腿の間、唾液を伝わせる唇も淫らに、長い睫毛に縁取られた目蓋を閉じた顔はこれ以上なく淫靡で。
意識を喪失しても尚、凄艶な色香を滲ませる紫龍を見下ろして、自嘲交じりの快楽の声を漏らす。


やべぇ。マジかよ。なんだこれ。
すげぇ、超気持ちいい。
あぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・なんも言えねぇ。



2008年9月23日に星矢のオンリーイベントであるパラダイス銀河に参加しました。
イベント終了後、紫龍受けの同胞が集まったお茶会にて、河野さんと斜向かいになったワタクシ。

確か、字書きさんも何か一言書いて下さい、と某様からスケブを回された時でしたか。
「何書くよ?」
という話になり、ひょんなことから
「超気持ちいい」
という某メダリストの言葉が河野さんの口から飛び出し。
「なんも言えねぇ」
と私が言い返したのか、あるいは河野さんが自分で仰ったのか。

「超気持ちいい」
「なんも言えねぇ」

並べてみると、なんてエロい響きっ!

最初は山羊さまが言いそうだよね、なんて話だったんですが。
でもエロの最中にコレを言うのは、山羊さまより蟹の方がハマってそうだ。
という話になりまして。
それを、お茶会→カラオケ大会も終了し、お泊り会の最中にSSにして下さいました♪
お持ち帰り&転載フリーということで、いただきました♪

テンションが超上がってるトコに、お酒が入っていたためでしょうか。
エロいわ~(^m^)

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